フリーテクノロジー株式会社は、柔軟なシステム開発を支援するITソリューション企業である。代表は、特定行政書士として農業参入支援や経営計画策定支援にも携わってきた。
Missionに掲げるのは「どんな背景も、技術で越えていける世界を」。この言葉の背景には学校に通い続けることが難しかった自身の経験や、社会に出ることへのハードルを感じてきた過去がある。
技術を身につけることは、単に仕事を得るためだけのものではない。自分の力で社会とつながり、人生を切り拓くための梯子になる。この想いが、フリーテクノロジーの組織づくりと事業の根底にある。

| フリーテクノロジー株式会社 代表取締役 丸山 達也 1988年北海道生まれ。行政書士として企業・個人を支援する中で、技術や知識が働きづらさを越える力になると実感。2021年にSES・システム開発受託を行うフリーテクノロジーを設立し、誰もが自らの技術で働ける社会を目指している。 MISSION:どんな背景も、技術で越えていける世界を。 VISION:任務を全うし、信頼を積み、自由を自らの手に。 VALUE:互いに技を研ぎ合い、社会の難問に挑む『技術の町工場』であれ。 |
背景で可能性が決まる社会にしたくない。
技術は、人生を切り拓くための梯子になる。
私自身、一般的な進学や就職のルートとは違う道を歩んできました。学校に通い続けることが難しく、通信制高校を経て、社会に出ることへのハードルも感じていました。その中で、自分にとって社会との接点になったのが、行政書士という資格でした。資格を取り、誰かの役に立ち、その対価で生活できるようになる。背景がどうであっても、技術や資格を身につければ、自分の力で社会とつながれる。この実感が、今のMission「どんな背景も、技術で越えていける世界を」につながっています。
ここでいう「技術」は、エンジニアリングだけを指すものではありません。行政書士の専門性も、事務の文章力も、職人の工法も、生きるために身につけてきた力も、すべて技術です。学び、使いこなせるようになれば、人は自分の力で誇れるものを持てます。
会社として目指しているのは、そうした力を持つ人が活躍できる場をつくることです。学歴や過去の挫折、発達特性、住んでいる場所。そうした背景によって、その人の可能性が制限される必要はありません。技術を手にすることで、社会との接点を見つける。生活をつくる。自分の力で壁を越えていく。フリーテクノロジーが提供したいのは、単なる仕事ではなく、一人ひとりが人生を切り拓くための梯子なのです。
自由は望んでほしい、自由であってほしい。
ただし、責任と成長を磨かなければいけない。
自由に働けるようになるには、まず任された仕事をやり切る力が必要です。好きなように動くことが自由なのではなく、目の前の任務を果たし、信頼を積み重ねた先に、自分で働き方や関わる仕事を選べる状態が生まれます。
ただ、やり切る力は一人で黙々と作業しているだけでは育ちにくいものです。現場では、技術だけでなく、判断の仕方や責任の持ち方、相手との向き合い方も問われます。だから、フリーテクノロジーはスマートで淡々とした組織ではなく、職人たちが肩を並べる町工場のような集団でありたいと考えています。
町工場には、ただ作業を分担するだけではない関係があります。先輩の仕事を見て学ぶ。自分の技を隠さず、仲間に伝える。仕事以外の会話からも、その人の考え方や経験を知る。そうした関わりの中で、人は少しずつ技を磨き、自分の役割に責任を持てるようになります。
システム開発の現場でも同じです。設計書や資料をそのまま受け取るだけではなく、より良い進め方はないか、工程を省けないか、セキュリティ上の不安はないかを考える。現場の技術者として、起こさなくてよい事故を防ぎ、最後の一行までこだわる。泥くさい積み重ねが、信頼をつくっていきます。
自由のきっかけは、会社として用意することができます。技術を学べる環境、仲間と磨き合える場所、任務を果たす機会。けれど、それを掴めるかどうかは本人次第です。任務を全うし、仲間と技を磨き、信頼を積む。その先に、自分の力で選べる自由が見えてくるのだと思います。
凸凹があっても、技術で輝ける場所をつくる。
否定せず、磨き合う文化が人を残していく。
フリーテクノロジーには、良い意味で凸凹のある人が多くいます。技術はあるけれどコミュニケーションが得意ではない人、人と話すことは得意でも技術はこれから伸ばしていく人。それぞれに違いがあっても、合う役割や現場があれば力を発揮できます。
大切にしているのは、最初から否定しないことです。まず相手の言葉を受け止め、認めたうえで、より良くするための助言をする。その安心感が、離職率の低さにも表れています。人の入れ替わりが激しい業界の中で、年に一人も辞めない年があるのは、会社が守ってくれているという心理的安全性があるからかと思います。
この安心感は、社員を一方的に管理するのではなく、それぞれの専門性や考えを尊重する姿勢から生まれています。私自身はエンジニアではありません。社員から技術を学び、教えてもらいながら理解しようとしています。社員もまた、その姿勢をわかっている。お互いに努力し、磨き合う関係が、この会社の文化になっています。
社内で否定されず、技術を磨き、自分の意見を伝える経験を積むことは、社外の現場で顧客やSIerと向き合う力になります。技術者が自信を持って現場に立てるようになれば、自社の成長だけでなく、業界全体も少しずつ変わっていきます。技術者とSIer、技術会社と顧客企業が対等に話せる環境をつくり、立場に関係なく必要なことを伝えられる状態を広げていく。その一つひとつが、技術会社の地位を少しずつ上げていくのだと思います。
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